山とシカと鉄カモシカ:岐阜林道探索
どうもこばやしです。
これまでの記事タイトル、一応ちょっとした統一性を持たせて決めてるんですけど、気づいた方はきっとアレが好きでしょうな。
さて、前回行ったオフパですっかりオフロード欲およびセロー熱がわいてしまいました。
アパートでジッとしているつもりが、友達に「今日は天気いいしバイク乗ろうぜ!」なんて提案をされ、窓の外を見たら青空。気が付いたらセローに乗って出かけてるという・・・。
今回は2日間で日帰りプチツーを2回してきました。
1日目はまず頻繁に訪れる道の駅 平成からスタート。ここはYBR125乗りたての頃からずっと利用している道の駅なんですがついつい飽きもせず来てしまいます。
無料で利用できる足湯があり、タオルも売店で100円で買うことができるので、フラッと寄って足湯に浸かってあたたまった後、外のパン屋でおやつを買ってのんびり愛車を眺めて・・・なんてことができます。
土日なんかは結構バイクが来てますね。ハーレーおじさんが多い印象。
さて、ここから下呂方面に県道を少し走った後、入り組んだ細い道を走り継ぎ、舗装林道へと突入。
うーんいい天気。青空は大好きです。学生のときは頭上に青空が広がっていて時間があるという2つがそろってればあちこちバイクで駆け出して写真を撮ってました。今も土日は同じことしてますが・・・
この道は過去にYBRでも来てたんですが、その頃はこんなに見晴らしがよかった覚えがありません。4年くらい前の話なのでうろ覚えですし、もしかするとその時は草木が生い茂ってて視界ふさいでたとか?
しかもこの辺りからもうすこし北上した先で壁面の崩落があって、道路をゴロゴロした石が覆っててそっちではしゃいで通り抜けた後これ無事に出られんのか・・・?ってなってた気がするので、景色どころじゃなかったかも。
さて、ここから郡上市の和良まで抜けます。堀越峠を走りたかったんですが、ここは少し前から工事による通行止めで通れなくなってます。
迂回路の峠道から郡上市へ抜けてせせらぎ街道へ。
途中で細っこい道に折れて林道探し
いくつか短めのピストン林道がありました。
そのうちの1つのここ、登って行った先にあやしげな団体の建物っぽいのがあるらしい看板があったのでささっと出てきちゃいました。おお、こわいこわい
その後すこし北上していくと舗装と未舗装が入り混じる舗装林道へと突っ込みました。
そこそこ長くてこれどこまで行くんだろう・・・なんて思ってたら、うっすら左手にスキー場らしき場所が見えてきて、まさかなーと思いつつもそのままずいずいのぼっていくと、やっぱりスキー場の間に出てきてしまいました。
一応通ってもいい道らしいのですが、普段こんな道を通ることが少ないのでなんとなく頭の隅に背徳感。
しかし景色がさきほどの上之保以上に見晴らし良くて気持ちがいいですね。
もうほんのちょっと上にいってフェンスのないところまできました。
下呂・高山エリアの山々がならぶ迫力ある景色を、鳥の鳴き声以外静かな心地よい空間で独り占め。
ここから荘川まで向かおうか迷いつつ時間的に微妙だったので来た道を戻ります。
途中でシカ×2にカーブで遭遇、その直後に猛ダッシュで逃げるたぬき、たたみかけるようにもう一頭シカのコンボ。ぶつかるようなことはないものの、正直自分よりでかい野生生物がいきなりあらわれるとビックリして肝が冷えます。シカたちも僕とセローにかなり驚いてましたが・・・。
林道や峠道を走っていて怖いのはこういった野生動物ですよね。夜となるとなおさら心臓に悪いのなんの。夜ビーナスをボルドールで走ってて遭遇したときはドキドキしてカーブ抜けた先の反射板にすらヒッ!!っておびえる始末でした。
一番怖いのはイノシシやクマですね。クマに悪路を60km/hで追いかけられるとか想像するともうね
このあとは無事に舗装がはがれた舗装林道から抜け出て、せせらぎ街道からパスカル清見に行って飛騨牛コロッケを食べてこの日は帰宅。パスカルも平成と同じくらい頻繁に訪れてますがここもツーリングにはおすすめ。道が楽しく、レストランや出店がなかなかおいしくて、売店にはパスカルドレッシングというのがあるんですがこれが最高。サラダやらなんやらにかけて食べると舌がとろけそうなおいしさ。
さて、翌日もセローに任セロー。
前日とはうってかわって向かった先は本巣市の根尾。
岐阜県はバイク乗り始めてからあちこち走ってるので割と有名な場所は行ってるはずなんですが、飛騨と、この根尾のある西のエリアはぽつぽつとしか訪れてません。
そこでなんとなくgooglemapで眺めていてここらで林道探索したらいいところを見つけられそうだななんて思い出発。
根尾までは酷道と名高い418号線を走るんですが、これが本当に酷道。
一部舗装林道じみてるのはまだよくて、民家が立ち並ぶエリアは4輪同士だとすれ違いも一苦労なレベル。そして武芸川から西は国道157号線に抜けるまではろくに休憩スポットもありません。まあそれも探検らしくて僕は好きなんですがねー
僕が大好きな八百津の区間もダム横の旧道の方はひどいんですよね・・・。
酷道マニアには岐阜の三桁国道のひどさは有名なんだとか。
とまあそんな418から途中で県道へ入り北上。mapアプリをひらいてここがどこなのか確認しようとするとなんと電波は圏外。まあmapはなんとかなるのでそのまま走って未舗装路探索開始。
この日もいい天気。すっきりとした青空の中のツーリングはいつだって心地よいものですね。
この河原から少し走った先に神社が見えてきたので、お参りをしてそこから近くの林道に突入。
ここは短めでした。そこそこ景色よし
降りてさらに北上。舗装林道があるようなのでそこに入ろうと左折。するとその交差点にあった駐車場っぽいスペースからKLX250がついてきました。
どこまで来るんやろか・・・なんて思いつつも一緒にツーリング状態で舗装林道のくねくね道を上っていくと、途中でダートへの入り口を発見しそちらへ突入。
KLXの方はそのまま舗装林道を走り去っていきました。ダートも一緒だったらどうしようかと・・・それはそれで楽しそうだけどwww
知らないうちに舗装林道の時点で結構な高度まで登っていた模様。
木々の間から自分のいる山とは反対にある山の頭がちょろっと顔を出し始めてきました。
いやあこの見晴らしは素晴らしい・・・今まで岐阜県の林道でここまで広々とした景観の林道はほとんど見つけられなかったので、崖にビビりつつも相当エキサイトしてしまいました。
この場所で写真を撮った後もう少しだけ進んだらもう下り始めたのでこの日はここでリターン。また遊びに行きたいな。
ここから降りたあと、さきほどの河原で一休みしてまた林道探索。
南進して見つけた林道に突入だ
さきほどとは一変して木陰の中を駆け抜ける林道でした。
木々の間から漏れ出る日の光がまた心地よいんですよねぇー 影の涼しさと、通り抜ける風と、優しい太陽光が絶妙にマッチ。
こういう林道で廃屋や打ち捨てられた車を見つけると、過去にそこでなにがあったのかものすごく気になってしまいます。僕の場合事件性を勝手に感じ取って怖くなってしまうくらいにはビビりです。さっきの綺麗な景色のダートでクマ注意の看板を見ておびえるくらいにはチキンです。
その廃屋の脇によく見ると何かが落ちていました。
車のマフラー・・・でしょうかね?
もうなんかうまい具合に草っぱが隠していてそれはそれは風の谷のほにゃららな感じでした。廃墟や廃屋も含めて、こういうのを見つけるのも林道の面白いところですね。
廃屋より少し奥の方にあった小さな滝。
この林道もそう長くはなかったですが、随所に林道の楽しさが詰まっていたと思います。こつちもまた行きたいなー
ここを出た後はまた来た道を戻って道の駅武芸川でオレンジデニッシュと関牛乳のビタヨーグルをいただいて休憩。そのまま帰路について2日目のツーリングも終了。
オフパでわいたオフ欲を解消すべく2日間走りましたが、むしろ加熱されてしまったような気が・・・またどっか走りに行こう。
久しぶりに探検ツーリングをしてわくわく&感動尽くしでした。今度はキャンプグッズ持ってコーヒー&ラーツーしようかな。