オフ車と海と糸魚川:オフロードパーティー
どうもこばやしです。
ここのところ晴れた土日は必ずと言っていいほどバイクに乗ってます。つい4月頭くらいまでは仕事が土日休みどころか3日いって1日休みな感じだったのでほとんど乗れなくて、反動でわざわざ実家に帰ってまでバイクに乗って出かけてしまいますね。
今回向かったのは新潟県の糸魚川市。糸魚川のシーサイドバレースキー場にて行われるオフロードイベントに友人が何人も参加しているということで顔出しをしにいくことに。
本当は僕もエントリーしたかったのですが、仕事が土日休みになったのがここ最近だったのでエントリーを見送った上、数日でエントリー枠が瞬殺されてしまい参加者としてはいけなくなったというのが今回の「顔出し」のいきさつ。
このシーサイドバレーに来るのは実は初めてではなく、2年前にも5時間エンデューロレースに参加し、その際にセローで来てました。
なお前日晴れてたのが本番前の夜中に土砂降りが降ってしまい、ぱさぱさドライ路面が本戦スタート時にはデュルデュル赤土に変貌。ナメきって前後タイヤをトレール用のMT21のままにしていたため赤土が詰まってスリックタイヤ化。スイングアーム上にも赤土が乗っかって詰まる始末。
坂が全く上れなくなり5時間どころか1周もできずリタイア☆
参加者中唯一岐阜から自走で来るという実に愚かな参戦をしたため無茶ができずここでそのまま帰ることになったのは苦い思い出。雨の中帰りながら途中富山で入った銭湯の温かさが冷えた体によくしみました。
開催関係者の方々にはご迷惑と心配をおかけして大変申し訳なかったです。あの時は大変お世話になりました・・・。改めてこの場でお詫びを。
さて、そんな思い出深いシーサイドバレーで今回行われたのは5時間エンデューロではなく、「オフロードパーティー」なるもの。
このイベントは5Hエンデューロで大変お世話になった木下電機さんによる、「初心者にオフロードを走る楽しさを知ってもらう」という大変尊い趣旨のもと2日間にわたって行われます。
スキー場を駆け抜けて楽しむことができるのですが、メインは2日目のBBQ。
なお今回僕の車両はというと
ボルドール。
なんか場違い感を覚えます。となりにいる350EXC-Fは友達のグンマーさんの車両。
おっと失礼、500EXC-Fだそうです。
主催者の木下さんが言うんだから間違いないです。
たまたまグンマーさんとその友人のジョージさんの乗るトランポの後ろについたため、彼らと一緒に会場入り。お2人は糸魚川には前日入りしてて買い出しか何かに行ってたところだったもよう。
そこからどんどん友人とTwitterでの知り合いや他の参加者の方々が会場入りして、雑談をしつつ準備をしているとフリー走行が開始。
エントリーこそできなかったものの、フリー走行にグンマーさんと共通の友人で、岐阜県の坂内バイクランドでの24時間エンデューロで知り合ったやまぴーさんのKLXで参加させていただきました。このKLX、ボアアップやKXのフォーク移植やらたくさんのカスタムを施されているようで、僕がわかる範囲では半端ないトルク感でした。
そして普段キック始動のバイクに乗っていない&ひょろがりなライダーが奏でるキック失敗音。持ち主曰くコツがいるんだとかないとか
結局スタッフの方と友人のサイトーさん(250EXC-F)に助けてもらいました・・・。
写真撮ってたら急坂のぼってきたグンマーさん。
こんな景色の中スキー場の中を駆け回れるわけです。
この2日間はすばらしい快晴に恵まれてとても気持ちよく走れました。
この写真、とても気に入ってます。かっこよく撮れてるんじゃないでしょうか?
まあ彼らが見てる景色ってこの見晴らしの良い風景の方じゃなくて
この急坂で頑張る参加者の方々のほうなんですけどね。まさに高みの見物である。
KLXで一周楽しんでおりてやまぴーさんにお返しした後、今度はグンマーさんの友人のゴンさんからRTL250をお借りして走ります。
トライアル車に乗ったのは初めてなんですが、これが面白いんですよね。
オフ車の車両経験や知識に乏しいのであくまで普段セローに乗ってる感覚が前提での話にはなるんですが、ボディアクションに合わせて車両が動くのがダイレクトに感じられるというか、「自分の体で動かしてるんだ」という実感がわきやすいというか。これがすごく新鮮な気分でした。
この写真は頂上のリフト降り場前。休憩しながら景色に見とれていると、一台のセローがやってきました。
グンマーさんつてで知り合ったくーちんさん。
ものすごーーーーーーく見慣れたシャンパンゴールド&ワインレッドのセロー。
勝手知ったるというか、撮りなれた感があるというか。僕もセローで来たかったなぁという気持ちに襲われました。
撮ってたら通りがかったうねざわさん。24時間エンデューロで一緒に走った方です。
カメラを向けるとポーズをとってくれるノリの良さ、カメラ小僧としてはとてもありがたいですね。
この写真の先、もう何もないように見えますが実はここから急坂下りとなっています。
この位置から降りていく人を眺めていると、崖落ちするように視界から消えていくのでなかなか恐ろしい絵面。
それを駆け降りるうねざわさん。前の写真で向こうに見える山のてっぺんが写っていたのが、こちらでは山の下の民家と田んぼが見えることで斜度がほんのちょっとは伝わるでしょうか。
僕もここを降りて・・・いこうとしたのですが、またしてもキック地獄。
ひーひー言いながらキックしてたらグンマーさんと一緒に来てたTE250乗りのまっさんとスタッフの方が見かねて助けてくれました。
トラ車ライダーでもあるまっさん曰く、コツがあるとのことでそれを目の前で見せていただいたあと、自分でかけてみたらできました!慣れた人からするとしょうもないけど、僕には感動の出来事でした。
そこから急坂でひーひー うっかりフロントブレーキを使ってしまい立ちごけ。まっさんに介護じみた補助をいただきつつここでも降り方の指南をしていただきました。
するとこれまたさっきよりスムーズに降りられるようになってここでも感動。
トラ車とトランポほしい(安直)(言うだけ)
その後は介護からひとり立ちをして無事スタート位置まで帰着。
疲れて椅子に座りこんで参加者の方々と雑談をしているとフリー走行タイムが終了。
するとやまぴーさんがKLXをバチボコにして戻ってきました。なんとテールカウルがありません。
そこでひらめいたやまぴーさん、彼はバイクをたくさん持ってたりなんだりしてパーツもまたたくさん所有しており、トランポから何かを取り出してきました。
choi
nori
なんだ、この・・・なんだこれ・・・
その姿はまるでどこぞの珍走団のよう。色も実にマッチしております。
悪ふざけも交えつつ楽しく遊んだあとは24時間エンデューロでやまぴーさんのチームにいたとき以来のはるさんと、一緒に来ていたモリさんのフリーライドコンビと一緒に温泉へ。オフロード用品の出店を開いていた方からおすすめを聞き、長野県までおりて小谷村の「来馬温泉 風吹荘」にいってきました。小さく若干ひなびたところにあるのですが、源泉かけながしかつ貸し切り状態で入れたため3人とも満足。
そして戻ってきたらグンマーさんたちがBBQをしてたので、ぼくらも混ぜてもらいました。
さらにはるさんがパスタを振舞ってくれたり、モリさんが自慢のキャンプグッズでステーキ肉やタマネギを焼いて分けてくれたり、最高に美味しかったです!
日帰りで来たつもりがこんな時間まで・・・
こんな時間から岐阜に帰るのもしんどいと思い、はるさんからテントを、モリさんから寝袋をお借りして一晩を過ごすことに。本当にいろんな人に助けてもらってしまったなぁ・・・。改めて、ありがとうございました。
さて、昼間は大快晴、夜中に外にいる。僕のいつものパターンとすら思えてきます。
最高の星空ーーー!!!!!
いやあ糸魚川すごいですね、肉眼でもはっきり見てとれるくらいの天の川でした。こないだの長野でもめちゃめちゃ綺麗でしたが、糸魚川も負けず劣らずすごかった・・・!
テントから漏れ出る明かりのおかげでボルドールがくっきり写りつつも星空もしっかり収まるという、実にたまらない写真が撮れました。
なんでかすごくきれいに写った珍走KLX
そしてあまりの綺麗さに、酔っ払ったモリさんとはるさん、そしてその友人のゆっきーさん(YZ250FX)のお仲間たちと6人で「ゲレンデ徒歩で登って眺めてみようよ!!」となって酔いどれたちを引き連れて山登り。
ただのロリコンド変態だと思っていたはるさんがここで星の知識をたくさん話してくれました、なんやこのロリコン…
ここでも撮ってたんですが、残念なことにピント合わせ大失敗でボケボケ。
この写真、ボケてなかったら相当好きな写真だったろうになぁ
突然のフラッシュにひるむ酔っ払いたち。
このゲレンデのぼり、「ライトはやめろぉ!!!」「明かりをけせえ!!!」って言いながら登ってて大変やかましかったです。楽しいな。
満足いくまで眺めたらテントまで戻って焚火にあたりつつ雑談して就寝。
そして二日目の朝。
はあボルドールかっこいい。
化けの皮がはがれた500・・・もとい350EXC-F
貴様やはり書類ボアアップならぬエントリーボアアップだったな
朝日のおかげで思ってた以上に暖かく、いやもう暑いくらいで日の出とともに目が覚めました。僕は参加できないけど、タイムアタックスタートは10時からなんですがね・・・・。
ここではるさんが「友達迎えに糸魚川駅まで行くから一緒に行こうぜ」とのこと。
ステップワンゴに乗って下山、糸魚川駅まで向かいます。
が、その友達が到着するまでまだ時間があり、軽くどこか観光しようぜということに。
向かった先は駅から少し北のヒスイ海岸。
綺麗ですねぇ…
2人「「隣にいるのが女性だったらなぁ…」」
ともかく空の青と海の青の美しさたるや
波が穏やかで、水も透き通っていてずっと眺めていたくなりますね
テトラポッドに乗っかって海を眺めていると一瞬で時間が過ぎてしまい、駅まで向かうことに。
糸魚川駅について少し待つと大荷物とともにこちらにやってる人が
茨城から新幹線で遥々とやってきたハルさん(MT-09トレーサー)です。一緒に迎えに行った人と名前が同じですが決してロリコンでもド畜生変態でもありません。
なんとメットとオフ装備を持ってきているという気合の入りっぷり
無事合流してアイスが食べたいねとなりコンビニへ シーサイドバレーから最寄りですら結構距離あるんですよね・・・そこから南側には全然無いっていう・・・
前々からずっと食べたいと思っていたルマンドアイス。
新潟を含む一部地域でしか売ってないのでこっちに来る機会を密かに待ってたんです
まあようはチョコモナカにルマンドぶっ刺しましたってだけなんだけど、これが強烈に美味しい
暑さをアイスでごまかしつつシーサイドバレーへ戻ります。
戻ってみるとすでにタイムアタックがスタートしておりました。
様子を見るためにハルさんのフリーライドに2ケツで乗せてもらい上まで行きました。
2人「「相手が女性だったらなぁ・・・」」
参加者でないため走れないし、あまり遅くまでいると帰りが辛そうだなと思い、どのタイミングで離脱するか考えつつチンタラ眺めているとタイムアタックが終了しみんなが戻ってき始めてしまいました。
全員集合。
スタッフさんに聞いてみたら「50台くらいいるんじゃなかったかな」とのこと。
圧巻&広角使っても収まらないwww
かなり離れて18-55mmの広角端で撮ってようやく収まりました。
おや?なんか雰囲気の違うバイクがいますね?
ぼくでした。
参加者でもないのに木下さんにお願いしてボルドールも並べて撮らせていただきました。お邪魔しました~
ここで皆さんに挨拶して離脱。たのしかったです、またお会いできる日が待ち遠しい。
さてここからはソロツー開始です。素直に来た道の北陸道→東海北陸道で帰ればよかったんですが、何を思ったか南進。
またこいつ長野行ってる・・・。
国道148号線をくだって白馬へ
残雪のある山々。迫力満点、かつ綺麗て見惚れてしまいついつい足を止め写真を撮って、また走ってとまって撮って…の繰り返しでした
いつも東信あたりに遊びに行ってるので、このエリア走るのは初めてです。
おそらく小さいころに親に連れられてきてるとは思うんですが・・・どうでしょうね。
そして木崎湖。
きれいですねー
このあたりバイクがちらほらいたなぁ
その後ある程度知ったエリアな安曇野に入ってからは暑さが増したこともあり一気に体力が減り、観光や下道ツーリングができずそのまま高速でパーッと帰りました。
またこっちの方にも遊びに行きたいところです。
というわけで僕のオフパはさんざんオフロード欲と長野欲を刺激されて終了。
楽しかったし、またみんなと遊びたいし、お互いに「これやろうよ」「あれもしたいね」なんて話をしてたので、いずれ実行したいな。